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【コラム】正しい姿勢はランニングの基本 (3)お腹にコルセットを作るべし!

こんにちは!インストラクターの深野です。

 

今回のコラムでは、ランニングをする際の基本の『き』

“正しい姿勢”のお話、その3です。

 

前回は、“視線”がランニングに適した正しい姿勢をつくるうえで重要!

というお話をしましたが、

今回は“体幹部”を安定させるエクササイズをご紹介します!!

 

さて、エクササイズに入る前に、

なぜ“体幹部”を安定させることが大切なのか…

ということからお話ししますね。

 

“体幹”は頭・腕・脚を除いた…「胴体」にあたる部分です。

 

骨格からみてみると…

中心にはゆるいS字カーブを描く脊柱があり、

体幹部の安定に重要な役割をはたす骨盤へとつながっています。

 

“体幹部”は大きくわけて、胸の部分(胸郭)とお腹の部分(腹部)にわけられます。

 

自分の胸のあたりに手をあてると、「骨」があるのがわかりますが(肋骨など)

この「骨」のおかげで、心臓や肺といった大切な臓器を守っているんですね。

 

ただ、腹部は…というと、

自分のお腹や背中を触ってみてください。

「骨」はありますか??

 

…そうなんです、お腹のまわりは「骨」がないんですよね。

 

腹部の中には、胃や肝臓、小腸などの内臓がつまっているわけですが、

これらは「筋肉」で正しい位置に安定させる必要があるのです。

またこの「筋肉」は脊柱を正しい位置に安定させる役割もあります。

(まさに“コルセット”ですね!)

 

「筋肉」が”コルセット“としての機能を果たしている状態は、

『空気がしっかり入ったボール』のイメージ。

(“腹圧がかかっている状態”なんていったりします)

姿勢1

ところが問題なのがここから。

この腹部の『筋肉』が“コルセット”の役割を果たしていない場合があるのです。

『空気の抜けてしまったボール』をイメージするとわかりやすいかと思います。

腹圧がおとろえることで、内臓を正しい位置に保つことができず、

脊柱をS字カーブに保つことができず、また内臓も正しい位置に保つことができないため、

下っ腹がでたような姿勢や、猫背やそり腰の原因になったりします。

(内臓が正しい位置に保てていないので、からだの不調を引き起こす原因にもなります><)

姿勢2   姿勢5

 

姿勢6   姿勢7

 

 

…とついつい長くなってしまいましたが、

正しい姿勢をとるためにはこの筋肉の”コルセット“を目覚めさせて、

『空気がしっかり入ったボール』を自分の腹部に作ることが大切、ということなんです!!

 

 

JMCのレッスンでは毎回毎回しつこい程(汗)行っていますが、

”体幹部”を安定させるエクササイズが

姿勢づくりの『サンドイッチ』

 

基本中の基本であり、とっても重要だからこそ

毎回しつこくしつこく行っているんですよ!!

 

ではやり方です。

 

  • 片方の手を、おへその下辺り(下腹)に当て、反対の手は後ろから腰にあてるよう前後からサンドイッチして挟みます。
  • この時お腹を凹ますと同時に少し胸を持ち上げるように張って姿勢を正します。
  • お腹が上手く凹ませられたら、そのまま少し息をフーっと軽く吐きましょう

 

 

姿勢1

お腹がより内側に縮まる感じで力が入りましたか?

なかなか慣れないうちは難しい…と感じるかと思いますが、

まずは立っている姿勢でこの状態をキープできるように練習してみてください!

慣れてきたらウォーキングで、

さらにはランニングでも実践です!

(欲をいえば普段からこの状態で暮らせるようになるとベストですよ~^^ゞ)

 

 

普段からレッスンで実践している方も、

“形だけ”のサンドイッチにならないように(汗汗)、

お腹にコルセットをしっかり作ってみて下さいね!

 

JMCの走り方教室ではこういった姿勢づくりのエクササイズや

走り方のドリルをレッスンでも実践しています^^

こういったフォーム作りのエクササイズを知りたかった!という方は是非一度ご体験くださいね^^ゞ

 

 

 

更新日:2017年8月10日(木)