【コラム】“股関節”が脚運びのカギ!
こんにちは!インストラクターの深野です。
今回のコラムでは、気になる方も多いのでは?!
走るときの『脚運び』についてのお話。
より効率よく走るためにも、
パフォーマンスをアップさせるためにも、
またケガをしにくくする、という意味でも、『脚運び』は重要です。
(と同時に、今までお話ししてきた“姿勢”や“腕ふり”も合わせて重要ですよ~!)
走る際の『脚運び』で重要なのは、
“股関節”です。
“脚のつけね”にあたる部分ですね。
ところで股関節っていったいどこにあるのでしょうか??
なかなかお目にかかる機会も少ないかと思いますが、
骨模型でみてみましょう~
股関節は写真のココ↑(赤丸でかこった部分)
球のような形をした関節です。
からだの内側のほうにあるので、なかなか外からは触ることができません。
球になっているので、
いろいろな方向にダイナミックに動くのも特徴の関節です。
股関節を動かすメインの筋肉は…
★大腰筋(「肉」の部位でいうところの、“ヒレ肉”の部分。背骨と股関節をまたいで脚の骨(大腿骨)にくっついています)
★大腿四頭筋(前ももの筋肉)
★ハムストリングス(後ろももの筋肉)
★内転筋群(ももの内側の筋肉)
腕ふりのときにお話しした、
「肩甲骨」を“意識して”使うのが難しい…と一緒で、
初心者の方や運動から離れていた方は
「股関節」を“意識して”使うのはとても難しい、というのが本音ではないでしょうか。
また、大きな関節でありながら、普段の生活のなかではなかなか意識して使う機会が少なく、
股関節を動かす筋肉もかたくなっていたり、弱くなっている場合
突然ランニングで「股関節をつかって走る」と言われても
ピンとこなかったり、思うように使えないことが多いのです。
股関節を使った走りができないと、
すり足のような走り方になったり、膝下ばかりを使ったような走りとなり、
膝の痛みやすねの痛みなど…
痛み…ランニング障害の原因にもなりやすいのです。
まずは、股関節を動かす筋肉を使える状態にスイッチON!
その上で、ランニングをする上で重要な股関節の動かし方をマスターし、
実際のランニングで“股関節を使った”走りができるようにしていくことが重要なのです^^ゞ
(ちなみに、股関節を使うためには「姿勢」が安定していること、
腕ふりに重要な「肩甲骨」周辺の筋肉が使える状態になっていることも重要です。
ぜひ今までご紹介したエクササイズやストレッチを実践することも忘れずに!!)
次回からは、股関節を動かす筋肉を”使える”状態にスイッチON!にするための
ストレッチをご紹介します!
更新日;2017年10月5日(木)