走りが良くなる!ランニング前のストレッチ『JMC体操の秘密』
JMC体操(ウォームアップストレッチ編)
JMC体操とは、
Japanマラソンクラブの全国共通のウォームアップストレッチです。
各スクールのクラスはもちろん、イベントでも必ず実施しています。
今回から3回にわたってJMC体操の秘密?(大げさ(^^;)裏側を公開していきます。
ぜひとも読んで理解を深めていただければと思います。
さて
まずはこのネーミング。
いわゆるストレッチなわけですが、あえて『JMC体操』としているのは、
スポーツの前にやる準備運動、準備体操といった“体操”という言葉の響きと
今らか11年前にさかのぼるのですが
ちょうど東京五輪誘致で盛り上がっていたころに、東京都が作ったTOKYO体操というのを見て(^^;
(知ってましたか??TOKYO体操!)
『ランニング世界のスタンダードになる一連の流れの体操を作りあげたい!』という想いがあったからです。
ちょうどJMCも各地域にクラス展開をこれから始める、というタイミングでもあり、
各クラスがバラバラのストレッチをしていたらダメだと思いすぐに構築したものです。
ラジオ体操がそうであるように、繰り返しやった経験があると、あの音楽が流れるだけでなんとなく今でも覚えていて、出来てしまう人もいるかと思います。
JMC体操に音楽はありませんが (^^)、
メンバーの方においては、もはやレッスン前、イベント前にやらなかったら気持ち悪いのではないでしょうか?
もしJMC体操なしで始めようものならランニングの調子も出ないのではないでしょうか?
このように、繰り返しパターンで行うルーティンになれば、
それが習慣にもなり、またゲン担ぎにも!なる(^^)のではないかと思っています。
ところで、ストレッチがウォーミングアップと思っている方もいるかと思いますが
ストレッチはあくまで“ウォーミングアップの一部”です。
ストレッチの前に少し歩いたり軽くジョギングをしたりして少し心拍数や呼吸数を上げ、身体の中から筋や関節を温め、
今から運動をするよ!という信号を身体に送ることがウォームアップでは重要です。
さらには自身の体調のチェックであり、筋や関節の違和感や痛みがないか、身体の感じがいつもと違くないかなどのセルフチェックでもあります。
(レッスンではJMC体操(ストレッチ)の前にウォーキングをしたり、移動のジョグをアップとしたり工夫をしておこなっています。)
JMC体操は『ランニングに必要な要素をすべて盛り込んだストレッチ』であり、
もちろんウォーミングアップの準備体操でもあり、
そして、これだけでも十分なランニング・ドリルなのです。
ちなみにJMC体操の流れは。。。
- 深呼吸
- 背伸び
- 体側伸ばし
- 肩の上げ下げ
- 肩甲骨の開閉
- 肩回し
- 胸の開閉(水平腕ブンブン)
- 前後腕ブンブン
- 首回し
- 体幹回旋運動
- 屈伸
- 伸脚
- 腰割り
- ランジ(前後スプリット)
- ハムストリングス
- 太もも前伸ばし
- ふくらはぎ(アキレス腱)
- 足首回し
- 脚前後ブンブン(レッグスイング前後)
- 脚左右ブンブン(レッグスイング左右)
- 股関節回し
- 気を付けその場ジャンプ
だいたいこの流れで
時間にして約10~12分です!
どこのクラスに行っても、どのイベントに出ても必ず同じウォームアップストレッチで
身体を『走る準備状態』にさせる。それがJMC体操です。
次回は、ストレッチについてよりわかりやすく詳しく解説していきます。
JMC体操のストレッチひとつひとつについても詳細に分解して解説予定です!
またこのコラムの最後にJMC体操のストレッチシートの無料ダウンロードプレゼントも
ありますので、お楽しみに。
(宮川)
2019年5月12日 更新