走りが良くなる!ランニング前のストレッチ『JMC体操の秘密 4』
JMC体操(ウォームアップストレッチ編)について解説しています。
JMC体操とは、
Japanマラソンクラブの全国共通のウォームアップストレッチです。
各スクールのクラスはもちろん、イベントでも必ず実施しています。
すでに、JMC体操のシートをたくさんの方にダウンロードしていただいております。(↓下のボタンから)
(2019最新動画も近々UPします)
このコラムを見て、こんな素晴らしいものをオリジナルで作成してくださったメンバーの方も!(^^)/
凄い! そして嬉しいです!
欲しい!なんて声も聞こえてきそうですが(ペースタットを入れるリストバンドにJMC体操の順番が書かれています(^^)/
これでいつでも、どこでもいつものルーティンでアップができますね!
第4回~
前回までに、JMC体操はただの準備体操のストレッチにあらず。
怪我予防のための準備体操・ウォームアップに留まらず、ランニングの動き・フォームをよくするための身体作りである
(=柔軟性はもとより、ランニングに必要なバランス感覚や筋バランス、筋力、姿勢の保持など)
ということを書いてきました。
今回は、このJMC体操が、『専門的ウォームアップ、ランニングドリル『へ展開していくことをお伝えします。
JMC体操の後は移動を伴ったランニングドリルで
だんだんと専門的ウォーミングアップに入っていきます。
専門的ウォーミングアップとは、実際の走りの動作をよくするためのもので
ランニング世界では『動き作り』なんて言い方をすることがあります。
走るフォームを正しく覚えていく基礎であり
動きを効率化していく実技練習でもあります。
野球でいえば、キャッチボールや実際にバットを持って振ったり、ボールを売ったり
サッカーやバレーボールなどでは実際にボールを使って行うアップ
道具のあるテニスやゴルフ、バドミントンなども同じで
実際のプレーの動きをもってアップをしていくわけです。
これが『専門的ウォーミングアップ』
ジョギングやストレッチがまず基本のウォーミングアップだとしたら
その次に来るものです。
ランニングの場合、動作がシンプルで、しかも短距離などと違い
スタートの技術練習などもほとんどないため
ストレッチ→走る
が一般的な感覚だと思います。
しかし、ストレッチ(JMC体操)で全身をウォームアップしたあとに行う「ランニングドリル」こそが、
専門的ウォームアップであり、直接的に走りのフォームを確認することにつながります。
反復により、基本を染み付かせて、頭で考えなくても体が理想の状態で動くようにするためです。
もちろん、フォームの習得、改善に行うものとしての「ランニングドリル」もしかりです。
ただ、
これら動き作りのランドリルも、基本的なストレッチ(JMC体操)がしっかり出来ていなければ上手くできません。
歩いたり走ったりする中でのストレッチやランドリルでは、それこそいきなりやったら、より故障のリスクも高まります。
(慣れない動き、片足立ちの不安定な動き、反動を使う動きなどなど)
JMCの基礎ドリルと言っている
背伸びや肩回し(バタフライ)股関節回しはどれもストレッチですよね!(JMC体操にも出てきます)
これが、ランニングドリルになると、実際にストレッチをしてから走ってみる
あるいは、移動しながら手足を連動させて(うまく操って)行う。
形を記憶さえるように、意識を向け、何度も歩いたり、走ったりを短い距離で繰り返し、確認(修正)する。
というように、ストレッチ一つが進化していきます。
基礎は作るもの、基本は覚えるもの
だから反復して、身体が覚えるまでしつこくやり続け、そして作り上げるのです。
あのテニスの“熱血”松岡修造さんの言葉で、『基本練習はいいクセをつけるために行うもの。だから最低10回は毎回反復しないと。』というようなことを言っていたのを聞きました。いいクセをつける→悪いクセをつけない。悪いクセのまま、本番の動きに入らないということですね。
だからこそ、ウォームアップのストレッチ(JMC体操)をまずはしっかり行って
さらに自分が必要なランニングドリルを行うことで、ウォーミングアップは完了→ 走るそのものに練習に入る!
のです。
通常クラスでは、30分~60分近くがウォームアップを兼ねた、基礎練習です。
反復すること=ドリルですから、反復しないとドリルじゃないんですね。(計算ドリル、漢字ドリルと同じ)
奥深きJMC体操の世界(^^;
ドリルへの進化、メガ進化も順次解説していきます。
まずはJMC体操をしっかり覚えて、実践してから、走りましょう!!
↓JMC体操の一連の流れのシートがダウンロードできます。